フリーランス3ヶ月目が確定申告(青色申告)にチャレンジした結果。

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はじめに

私がフリーランスとして活動し始めたのは、去年2013年11月です。
個人事業主は1月〜12月を会計期間としますので、11月と12月のたった2ヶ月分の申告をしなければなりませんでした(正しくは、1月から10月の分も必要ですのでそれは後述してます)。
そもそも、一般的にお勤めしている場合は確定申告は会社がしてくださるので、特に他の収入がない場合自分で行うことはありません。ですが知識として「白色」と「青色」の2種類があることはなんとなく知っていました。
さらに予備知識として知っていたことは「確定申告の青色は難しいらしい」ということです。
ですが、よくよく考えると会計期間が長ければ長いほど、申告の難易度はあがるのでは?と考え、2ヶ月でほぼ売上が無い(…)3ヶ月目の今こそ確定申告に挑戦する絶好のチャンス!と勢いのまま青色申告をすることに。
今回はその際に行った準備から確定申告で記入したポイントなどを備忘録としてまとめておきたいと思います。

参考にしたもの、準備したもの

1.書籍を2冊購入した。
2.税務署に「個人事業の開業届」と「所得税の青色申告承認申請所」を提出した。
3.全自動のクラウド会計ソフト「freee (フリー)」に登録した。

まず購入した2冊の書籍はこちら。

amazon // フリーランス・個人事業の青色申告スタートブック[3訂版]

amazon // フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。

この2冊にした理由は、まず青色申告をするためには「個人事業の開業届出・廃業届出等手続」と「所得税の青色申告承認申請所」を提出する必要があったためです。
申請書を出していなければ、そもそも青色申告するための土俵にすら立てないというわけです、怖いです。しかもお役所の書類なんて書き方分からない…怖い(当時の私談)。
ですが、上記の2冊はゼロから始めた私でもとてもわかり易かったので購入しました。
スタートブックの方は、「一番わかりやすくて、ラクラクできる!」と謳っているだけあって、届け出の書き方や、確定申告までの流れ、それから勘定科目の一覧表などが個人的に一番スッキリまとまっていると感じました。
フリーランスを代表して〜の方は、著者のきたみりゅうじさんが“イラストレーター兼ライター兼まんが家”ということもあり、デザイナーである私と一番近い職業だったことと、内容が会話形式で進められていくので、とてもわかり易かったです。
確定申告をするための情報を集めるために、書籍を購入する上で一番困ったのが、基本対象が「会社やお店を経営する人向け」という事。
給与の話がとても長く書かれていたり、仕入れがあったり、とにかくフリーランスとして独りぼっち(…)でパソコンひとつで仕事をしている私には(今は)あまり関係のないことが書かれている…と難しすぎて読み進める気力がごっそり削られてしまいました。
しかも2ヶ月後には確定申告しなければならない、という焦りも若干あったため、とにかく分かりやすいのを!と探した結果、こちらの2冊に落ち着きました。
10月中に購入し、とっても暇な時に読みました。

そして11月末、スタートブックの53ページに付箋を貼って、税務署に持って行き、その場で「個人事業の開業届」と「所得税の青色申告承認申請所」を見ながら書きました。
税務署の方が教えてくれるような素振りを見せていたのですが、すみません本だけでわりとさらっと出来ました。

それから確定申告用のソフト。
これは全自動のクラウド会計ソフト「freee (フリー)」にしました。

少し昔話になりますが、大学の卒業制作真っ只中に、大事な大事な作品データがほぼほぼ保存されていたMacbookを水没させ、奇跡的にHDDからギリギリデータを取り戻したのはこの私です。
業者さんに電話してお願いしたのですが、文字通り泣きつきました。ボロ泣きでした。
それ以来、外付けのUSBメモリや外付けHDDも使用はしますが、「大事なデータは全てクラウドで管理する」ようにしています(もちろんセキュリティ対策にもいつも神経を尖らせてます)。
とっても有名なやよいの青色申告Macの青色申告とかも購入を検討しましたが、もし使ってみて使い心地が気に入らなかったら…(そもそもUIが気に入らなry)高いお買い物になると考え、3ヶ月は無料で使用でき、なおかつロゴマークが鳥だったのでfreee (フリー)にしました。
たぶんもう、ずっとfreee (フリー)のままだと思います。
とっても良いサービスです。
確定申告のために準備したものは以上です。

さぁ、確定申告の準備をしよう

意気込みましたが、確定申告の準備は特にこれといってなかったです。
準備は特に無い、と言いましたが、私はとても几帳面な性格なので、事務所用に購入した物…例えば消しゴムや切手1枚に至るまで、すべて購入したその日にfreee (フリー)に登録(=帳簿をつける)ことをしていました。
まぁ、ソフトを使いたかっただけでもあります。

そしてレシートは無印良品のポストカードを収納するクリアファイルに、月ごとに分けて保管。
特に日付順に並んでいる必要もないし、レシートがもらえなければメモや「出金伝票」にちょっと書いてレシートと一緒に保存しておけばよいと書籍に書いていましたし、税理士さんもOKと言っていたので何も細かいことはしてません。

これが11月と12月にしたことです。それ以外は特に何もしてません。
上記の「個人事業の開業届出・廃業届出等手続」と「所得税の青色申告承認申請所」を提出すると、2014年の1月か2月くらいに確定申告を手書きでするための用紙と、確定申告の手引のような書類が税務署から送られてきました。

いよいよ確定申告

1.確定申告の手引を読んでみた
2.freee (フリー)に確定申告(青色申告)のボタンがあった
3.手入力するところだけ修正した

まず、確定申告の手引を読んでみました。が。
「あんまりよくわかんない」が正直な気持ちでした。
なので、ひとまずここで、そっと手引を閉じました。
とにかく確定申告をするために、日々登録してきたfreee (フリー)の中身をどうにか出力しなければなりません。
そもそもフリーは「青色申告用決算書(個人事業主向け)および会社法準拠の決算書の作成が可能です。」と謳っていますので、実はボタンひとつで確定申告の書類が作成可能でした。
ですので税務署さんが送って下さった、手書き用の書類はこの時点でただの紙になりました。
試し書きに、とかも考えましたが、確定申告の手引の一番最後に試し書き用の紙がくっついてるんですよね…この紙は記念にとりあえず取ってます。
この部分はフリーでもやよいの青色申告Macの青色申告でも同じだと思います。
フリーの使い方は割愛します。
ヘルプページがとても充実してますし、なによりチャットサポートがついていますので、とっても迅速に回答を送ってくださいます。
コンピュータによる自動対応ではなく、ちゃんと人が対応してくださっているので、必ず回答を頂けます。

ですので私が手入力した所などを細かくメモを。
まず私は1月〜9月まではサラリーマンでしたので、給与を頂いていました。
なので、売上とは別に「確定申告書B」の給与(カ)の部分に手入力が必要でした。
それから所得の内訳の欄に「所得の種類ー給与」「種目・給与の生ずる〜ー給料 会社名」「収入金額ー(源泉徴収票の支払金額)」「所得税および〜ー(源泉徴収票の源泉徴収税額の金額)」を手入力しました。
そして、「確定申告書B」の(12)と(14)もそれぞれ「源泉徴収票の社会保険料等の金額」と「国民健康保険料」を手入力しました。

あとは生命保険料についてはちょっと注意が必要でした。
国税庁の生命保険料控除に書いてありますが、「平成24年1月1日以後に締結した保険契約等に係る保険料と平成23年12月31日以前に締結した保険契約等に係る保険料では、生命保険料控除の取扱いが異なります。」とのこと。
簡単に言うと、平成23年12月31日以前に生命保険に入ってたら控除額が少し多いようです。
私は平成18年でしたので、旧生命保険料でした。
ありがとうお母さん。

あとは事業としての所得を、内訳の欄に書いただけです。
給与の時の分も、事業の所得も、きちんと相手の会社さんから源泉徴収票を送っていただいたので、何も計算する必要もなく、ただ書くだけでした。

以上です。
印刷ボタンを押せば、提出用と控え用が自動で作成され、確定申告の書類作成は終了しました。
一番最初に確定申告の手引を読んで意味がわからず閉じましたが、順序を追って説明してくれていたのでフリーで自動で入力されている箇所等をチェックするときに読んでみるととてもわかり易かったです。
ちなみにフリー専用の書籍も販売されています。
amazon // 世界一ラクにできる確定申告 ~全自動クラウド会計ソフト「freee」…
ただ、内容は一番初めに紹介した書籍の方が分かりやすいですし、フリーの使い方はヘルプページやチャットサポートで質問するほうが的確ですし早いです。

確定申告(青色申告)は特に怖くなかった

以上が私の確定申告までの流れです。
あまりにも「難しい」「大変」と聞いてましたし、3月初めのTwitterでの阿鼻叫喚を見ていたので、もの凄く難しいと考えていたのですがそんなことはありませんでした。
「空いた時間に帳簿をつけておく」ことさえしておけば、たとえ3月初めから確定申告の紙を用意し始めても心に余裕を持って作成することが可能です。
もう一度言いますが、「空いた時間に帳簿をつけておく」ことさえしておけば、凄く楽です。

逆に言えば、付けておかなければ、
・全部レシート見直し(なくしてる可能性もある)
・カード決済の明細全部見直し(ソフトを使うと自動で取り込んでくれます)
・勘定科目をその都度考えなければならない(地味に手間)

という事を、全て確定申告書を提出する直前に処理しなければなりません…。
入力間違いや、データが消えた!となると本当に泣いてしまいそうなのもわかります。

ちょこちょこ出ている勘定科目とは、消耗品費とか通信費、接待交際費など…、支払いや売上を分ける項目のことです。
これが地味に細かくて、統一したり分けたり、そもそもどの項目?とか悩んだりします。
日々分けていれば、調べたりする時間も多く取れますし、書籍などを参考にすることもできるので一つ一つの手間はそれほど感じませんでした。

それから、どうしても不安になります。
「やり方を間違えていて、税務署から怖い勧告きたらどうしよう」と…。
意外と最寄りの税務署に電話してみたり、近畿でしたら近畿税理士会というのがあって、税理士さんに直接お会いして相談することも可能です。
私もiPadでフリーを見せながら、クリアファイルにまとめたレシートとか全部持ってとりあえず聞きに行きましたが、とても親切にしてくださいました。
今年の2014年から、白色申告も帳簿付けが義務化されるようなので手間は変わらないけど控除額が少ないということになります。
フリーランス3ヶ月目が確定申告(青色申告)にチャレンジした結果、青色申告はそんなに難しくない、という事がわかりました!


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